都内で司法書士事務所を運営されているご夫婦にご依頼いただき、いつも心地よくお仕事できるようにと、人の手に触れる場所にはタモ材の集成材を使い、温かく優しい雰囲気のお二人のイメージをカタチにしました。最初は置き式の家具で構成で進めていたのですが、ばらばらの家具では全体の統一感が薄くなってしまうため、すべてを同じ素材で構成し、今後の使い方を考えて固定式と可動式の家具でレイアウトしています。
これからあと何年ここでお仕事をして、どんな導線が必要か、その先の退去時のことも考えて、なるべく床壁を傷つけないように設計し、部材はバラせばまた素材として使えるように組み立てています。せっかくお客様がライフプランに合わせてオーダーされるのですから一生使って頂きたいという想いです。今後、事務所移転をされる際は、この素材がご自宅のTVボードに生まれ変わったりお子さんのデスクに変わったりとお2人のライフプランに組み込めたら良いなあと今から楽しみです。